退職したら、やらなければいけない各種手続き、まとめ。(実体験含む)
移転しました。
前回のブログから一か月。結局、仕事は辞めました。
仕事を辞めたらすぐにやったほうがいい手続きを、まとめました。
一番大切なことは、「仮に次の会社への入社が決まっていても、必ず手続きをすること」です。
私と友人は、それで今、苦労していますので・・・。
(最後の方に実体験を書いてます。)
それでは、いきます!!
①厚生年金を国民年金に切り替える
辞めた日から14日以内に、市役所へ行って手続きします。
持ち物は、市町村によって違うかもしれないので要確認ですが、私の場合は
「年金手帳」「退職を証明する書類」「認印」「身分証明書」の4つ
でした!
平日の昼間に行ったので、手続きは30分もかからずに終了~!
近日中に納付書が送られてくる予定です。
ひと月あたりに払う金額は、2016年度は16260円、2017年度は16490円だそうです。
無職には辛い金額ですね・・・
②民間の健康保険を国民健康保険へ切り替える
こちらも、辞めた日から14日以内に、市役所へ行って手続きします。
年金と一緒に行った方が、効率がいいですね♪
必要書類は、市役所のホームページでチェックしてください。
ここで注意点が一つ!!
「前の会社の健康保険の任意継続を使用した方が、得かも知れない」
ということもあるので、ここは損しないように、しっかりと調べてください。
任意継続とは、
「資格喪失日の前日までに、継続して2か月以上の被保険者期間があれば、
会社が所属している健保をそのまま継続できる」という制度です。
さらに注意点として、
「資格を失った日より20日以内に任意継続被保険者となることの申請をすること」
という条件もありますので要注意。
辞めてから20日経過したら、国民健康保険しか選択肢が残されていないのでご注意を。
任意継続は、「いつも給与天引きされている金額の倍」の金額を負担することになるので、計算が必須です。
自分の直近の給与明細の「健康保険料」の金額を2倍してみてください。
それが、任意継続後に払い続ける金額です。
ちなみに、任意継続は最大で2年間しかできませんので、こちらもご注意を。
国民健康保険の金額は、市町村によって異なるので、
正確な金額を知りたければ市町村の窓口で計算してもらう必要があります。
正確な数字を知るためには、ここ1~2年分の「源泉徴収票」か「給与明細」が必要です。
下記のサイトも参考程度にどうぞ。
任意継続する際の金額は、会社の加入している健保組合によって、全く同じお給料であったとしても支払う金額が異なります。
こちらも、不安な場合は、電話等での確認をおすすめします。
ちなみに、任意継続は自分で手続きをしないといけません。
会社は何もしてくれませんのでご注意を。
辞めた会社に保険証カードを返し、「任意継続被保険者資格取得申出書」を発行してもらい、自分で健保組合に必要書類を提出する必要があります。
このあたりは、自分の所属している健保組合のホームページを確認してみてください。
私の会社は、ボーナスが出ない分、月のお給料が高めでした。
なので、「任意継続するよりも国民健康保険に切り替えた方がお得」という結論になりました。
私の感覚では、月収18万以下なら任意継続、それ以上なら国民健康保険の可能性がそれぞれ高くなるかなぁ、と感じました。(絶対ではないので、注意!!)
昔、任意継続したことがあるのですが、その時は地方のフルタイム派遣社員で、時給1000円くらいで働いてました。(月収16万くらい?)
最後に、国民健康保険は「3割負担」のサービスはありますが、それ以外のサービス(薬が安く買えるとか、保養所があるとか)は全くないので、その辺りもしっかり考慮して、どちらにするか決めるといいと思います♪
③離職の手続きをハローワークで行う
これ、超超超重要です!!!要チェック!!
一刻も早く、辞めた会社に手続きしてもらい、失業保険の受給開始日をできるだけ早める必要があります。
辞めるときには、辞める会社に雇用保険被保険者離職票(緑の文字の白い紙)を、事業主からハローワークに提出してもらいます。
(自分で持って行ってもダメ!)
そして、以下の5点を持って行ってください。
(念のため、お近くのハローワークに事前に確認することをおススメします!)
・雇用保険被保険者離職票(-1、2)
・本人確認、住所及び年齢を確認できる官公署の発行した写真つきのもの
(運転免許証、住民基本台帳カード(写真つき)等)
・写真(たて3cm×よこ2.5cmの正面上半身のもの、かつ、3か月以内に撮影したもの)2枚
・印鑑
・本人名義の普通預金通帳(郵便局も含む)
そうすると、失業保険をもらえる権利が得られます!
失業保険とは、すごくざっくりいうと、雇用保険をここ2年間の間で12か月分以上納めていれば、給与の5~8割程度を90日以上もらえる保険です。
仮に月収20万だったとすると、月1万×5割×90日=45万!!
かなり大きい金額です。
(当たり前ですが、仕事が決まった時点でもらえなくなります。)
すごくざっくりなので、人によって給付条件や金額がかなり異なってきます。
細かいことは下記サイトなどで確認してみてください。
失敗事例を2つ書きます。
<私のケース>
私は、3月にA社を辞めたのですが、なぜがA社が雇用保険被保険者離職票をハロワに提出しておらず、4月入社6月退社のB社から、
「前職の離職処理が済んでいないので、離職票を発行できません~」
と連絡が来てしまいました。
失業保険早くもらいたいのに~!!くぅ~。
なぜか、私の手元に「手続き前のA社の雇用保険被保険者離職票」があったので、速攻でA社へ送りました。
なんで、私に未完成の書類をくれたんだろう・・・。謎だ・・・。
<友人のケース>
友人もたまたま、3月に自己都合で仕事を辞めました。
4/1付で入社が決まっていたので、ハローワークで離職処理をしませんでした。
でも、4/1直前になって、「5/1入社に変更してほしい」と連絡が来ました。
了承しました。
次に、5/1直前になって、「7/1入社に変更してほしい」とまた連絡が来ました。
了承しました。
その後、7/1直前になって、「9/1入社に変更してほしい」とまたまた連絡が来ました。
友人はブチ切れて、内定取り消しを希望して辞退しました。
前職を辞めて、すでに3か月。
本当なら、自己都合でも7月中旬くらいから失業保険をもらい始めることができたはず。
でも、ハローワークで離職手続きを行っていなかったため、
6/30に慌ててハローワークに行ったようですが、後の祭り。
「失業保険は10月中旬以降の受給開始となります」と言われてしまったようで・・・。
貯金もだいぶ使ってしまっているようで、慌てて仕事を探しているようです。
次の会社が決まっていても、必ずしもうまくいくとは限りません。
すぐに辞めるかもしれないことも想定して、必ず準備や確認をしておくことをお勧めします。
最後に一つ、とても重要なことを書きます。
大体辞めるとき、会社側は「自己都合ということでいいですよね?」と自己都合を強調してきます。
なので、円満退社するために、しょうがなく「自己都合です・・・」と言い、自己都合退職させられます。
しかし、実際に辞める理由として多いのは、
「残業代が出ない」「勤務時間が長すぎて辛い」「いじめられている」「入社前に伝えられた条件と入社後で差があった」などだと思います。
こういった場合、それを証明できるものがあれば、ハローワークでの離職の手続きの際に「会社都合」の退職が認められる場合があるようです。
「会社都合の退職」になると、失業保険が3か月後からではなく、即日もらえます。
(厳密には、待期期間7日間経過後から。)
この差は、とても大きいと思います。
ゆっくりじっくりと、次の仕事を探せます。
今までしっかりと雇用保険を払ってきたのだから、私たちはこのお金を受け取る権利があります。
辞めた会社に必要以上に気を使う必要はないし、主張することは悪いことではない、
と個人的には思っています。
慌てて焦って仕事を探すと、ほんといいことありませんから・・・(経験談)。
証明できるものがなければ(あったとしても)、ハローワークから前職の会社に電話されてしまう危険性があります。
人間関係などについては、「そのような事実はありません」と会社に言われてしまえば、それで終了してしまう可能性もあります。
これはかなり危険なので、ハローワークの方に「会社に電話しないでほしい」と頼み込む必要がありそうです。
もしまだ会社を辞めていないのであれば、「勤務時間やいじめなどを証明できる何か」をしっかりそろえた方がいいかもしれないです。
私の場合、入社した直後から、
「社長が辞める→所属部署(やる予定だった仕事)がなくなる→未経験の仕事を高いレベルで要求される→その仕事ができないので、放置される」
という出来事がありました。
社長とお互いに惹かれあって、社長判断での入社だったので、
社長がいない時点で、入社当初から私に対する扱いが微妙な状況でした。
部署異動は会社命令で、多少は受け入れざるを得ないとも思うのですが、
決定的だったのが、
「君には期待してないから」との、直属の上司からのモラハラ発言でした。
上司的には「未経験の仕事に従事するんだから、すぐに結果を出さなくてもいいよ」
と、ポジティブな意味で言ったのかもしれませんが、
もともと即戦力として経験を積むために入社した私にとっては、かなりつらい言葉でした。
この会社にいる意味と意欲を完全に失った瞬間でした。
他にもいろいろとあるので、このあたりをハローワークに主張してみて、なんとか会社都合にできないかどうか、交渉してみる予定です。
また、後日結果をお知らせします!